ひびうめーる|コンクリート亀裂(ひび割れ)補修にDIYチャレンジ!

株式会社ツネミから販売されている『セメント系高性能クラック補修材 ひびうめーる』を使用して、コンクリートの亀裂補修にチャレンジしました。

今回補修するコンクリート亀裂はアパートの屋上に設置されている手すり支柱の根本を中心に広がっている亀裂。

外壁補修業者に見てもらったところ、支柱の内部に入り込んだ雨水が支柱の下部からコンクリートへ浸透し、コンクリート内部の鉄筋を錆び付かせて膨張、亀裂が発達したものではないか、と話していました。

業者さんに補修をお願いしたところ足場を組んでコンクリート片が周辺に飛び散らないように養生しないといけないので高額になる、外壁塗装の際にまとめて補修した方がいいのでは?とのこと。

外壁補修は数年後に予定しているので、それまでの仮補修としてDIYにチャレンジすることにしました。

早速材料探し。

亀裂の内部までしっかり浸透し、接着力もあって、扱いやすいものはないかな、とネット検索していたところ『ひびうめーる』に出会いました。

ツネミ社の『ひびうめーる』について

ツネミ社の『ひびうめーる』の特長は以下のように紹介されています。

  1. 補修後、ひび割れ箇所が目立ちにくい
  2. 強度が強い
  3. 浸透力があり、しっかり中まで補修ができる
  4. 簡単にコンクリートの補修ができます
  5. 使用したい数量だけ使用できる

引用:株式会社ツネミホームページ

上記の『3.浸透力があり、しっかり中まで補修できる』というところにとても惹かれました。

しかも使い方は簡単なようです。

ツネミ社のyoutubeで使用方法も紹介されていました。

動画を見ると簡単そう。

動画を見てると本当に中まで浸透してるの?と疑問が浮かびますが、浸透力についても動画で紹介されています。

緑色に着色された『ひびうめーる』が細かい亀裂まで浸透している様子がよくわかります↓

ということで早速公式ホームページから注文。

500g×2袋で1万円程度でした。

キロ1万円・・・ちょっと高いかな?^^;

注文して1週間程度で商品到着。

箱の中には

  • ひびうめーる500g×2袋
  • 計量カップ
  • パンフレット各種

が入っていました。

『ひびうめーる』コンクリート補修前の準備

作業に取り掛かる前に『ひびうめーる』の準備をします。

モルタルの場合はいつも適当な水加減で練っていますが、今回はキッチンスケールを用意してしっかり重量を測ることにしました。

というのもパッケージの注意書きに“水量を必ず守ってください”とあります。

ということで以下のものを用意しました。

  • ひびうめーる500g×1袋
  • キッチンスケール
  • 紙コップ
  • 調味料を入れるチューブ(100円均一)
  • ヘラ(100円均一)

調味料を入れるチューブはツネミ社の動画を参考に先端のとがったものをチョイス。

亀裂の大きさに合わせて先端をカットして使用できるので便利です。

あと、ツネミ社からチューブもセットになった“施工セット”も販売されています。

100円均一ショップに行くのが面倒な方は施工セットの購入が楽です。

では、『ひびうめーる』の準備に取り掛かります。

説明書きによれば標準水量は製品質量の30%と書かれています。

とりあえず50gを紙コップに入れようとしたら勢い余って52g入れてしまいました↓

52g×30%=15.6g

製品52gに対して水15.6gを足して67g~68gでOK。

水投入完了↓

かき混ぜていきます。

かき混ぜた感触は普通のセメント(モルタル)よりもねっとりした感じ。

この感じは片栗粉に水を足してかき混ぜたときに近いです。

ねっとりするけどちゃんと流動性がある、けど滑らか。

チューブに充填完了↓

チューブの先端をカットして準備完了です^^

『ひびうめーる』コンクリート補修にチャレンジ!

まず最初に亀裂箇所に水を入れます。

今回、水の代わりにサビ転換剤を使用しています。

見た目や流動性がほとんど水と変わらないので代用できるのでは?と思い、適当に使ってみました(施工上問題があるかもしれませんので真似はしないでくださいね)。

亀裂の拡大↓

では『ひびうめーる』を注入していきましょう。

注入したそばから浸透していき、凹みができます。

どんどん注ぎ足します。

亀裂から水(サビ転換剤)が押し出されてきましたが、どんどん注入。

やっと注入が完了しました。

続いてヘラで均していきます。

押し付けながらぺたぺた。

作業完了↓

ひびがなくなりすっきりしました。

乾燥後に表面をきれいにして完成^^

10箇所程度のヒビ埋め作業でしたが、準備含めて1時間程度で完了。

チューブに入れて亀裂に垂らすだけなので簡単な作業でした。

作業のポイントですが、亀裂をしっかり湿らせること

亀裂が乾燥していると『ひびうめーる』を垂らしても浸透しません。

おわりに

亀裂に『ひびうめーる』がどんどん浸透していくので楽しみにながら作業ができました。

内部までしっかり入り込んでいる感じで安心感があります。

作業も簡単です。

キロ1万円と高価ですが、使い勝手と効果を考えると悪くないかもしれません。

亀裂補修にはVカットシーリング工法やボンド社のシリンダー工法など、いろいろありますが、ツネミ社の『ひびうめーる』は素人でも手軽にできるのでおススメできます。

公式ホームページによれば壁の亀裂補修もできるそうですよ。

ただ、難しそうです。

Q:壁のひび割れには使えるか?

A:使用できます。通常の壁面のひび割れの施工と同じように低圧注入器で注入できます。

→方法

1) ひびに間隔をあけて穴を開けて、区分けする(①②③)。

2) ①の部分に、欠けなおーるで壁をつくる。

→欠けなおーるで、簡易的な壁を作るのに最適。

3) ①の上からひびうめーるを注入。

→上まで埋まったら、②以降も同じ作業を繰り返します。

引用:株式会社ツネミ公式ホームページひびうめーる質問集

余談ですが、本当に支柱に水が溜まっているのか試しにドリルで穴を開けてみました↓

なんと、支柱がおしっこ!

かなりの勢いで出ています。

本当に支柱内部に水が溜まるんですね。

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