コロナウイルス感染症予防のための外出自粛(Stay Home)により自宅で過ごす時間が長くなってきました。
どうしても運動不足になってしまいますよね。
自宅で運動しようとすると気になってくるのは騒音問題。
子どもなんて親の注意をよそに室内で飛び跳ねます。
大人だって体重があるので歩いたり、ちょっとした運動でも足音が出ます。
運動不足解消に器具を使おうものなら床に振動を与えてしまいますね。
考えればきりがありません。
騒音問題がエスカレートすると裁判沙汰にもなることだってあります。
隣家に騒音をまき散らしていないか心配になってきますよね。
そこで今回は、床の防音対策として特にRC(鉄筋コンクリート)造アパートやマンションについて対策を考えてみました。
目次
床の防音対策 RCアパート・マンションでできるお手軽おすすめ3選
先に結論になりますが、手軽にできることとして以下の3つをおすすめします。
- スリッパを履く
- しつける
- 床を防音材で覆う
1.スリッパを履く
これが一番のおすすめです。
スリッパなんて安価。
百均でも売ってます。
スリッパの底がクッションになって、床の振動を軽減します。
百均のスリッパじゃ、底が薄くて振動が伝わってしまうよ、という方でもご安心ください。
世の中には防音対策用のスリッパというものが存在します。
通常のスリッパに比べて底が厚く作られており、また製品によっては吸音素材が使われているものもあります。
おすすめは『ニトリ コンフォートDBメッシュ』。税込999円!
・足裏にフィットする立体インソール
・踏み底は通気性が抜群の3Dメッシュ
・足音を抑える静音底仕様
・抗菌防臭加工
ニトリ以外にも各社が商品化しているので是非検索してみてくださいね^^
2.しつける
これは自分自身が気を付けつつ、子ども達にお願いするしかないです。
自分達が飛び跳ねると困ってしまう人がいることを丁寧に説明しましょう。
四六時中気を張っていると疲れてしまうので、
隣家の生活パターンが分かればそれに合わせて気を緩めたり、引きしめたりしましょう。
3.床を防音材で覆う
コストがかかりますが効果的です。
安価な順に並べると次のとおり。
1.防音マットを敷きつめる
最近は小さいお子さんのいらっしゃるご家庭ではほぼ標準装備化されていますね。
百均でも販売されているので入手は用意です。
安価と言っても数を揃えるとそれなりの金額になります。
また、防音対策専用のマットも販売されています。
2.防音効果のあるクッションフロアを敷く
防音タイプのクッションフロアを購入し、敷いておくと高い効果を得られます。
・サンゲツLシリーズ(厚み4.5mm)
遮音フロア。気になる生活音を和らげます。2.9mm厚のウレタン発砲層が音の伝わりを軽減します。
(引用:サンゲツH FLOOR 2018-2020カタログ)
㎡あたり3千円くらいとかなりの出費になります。
ですが効果は高そうですよね。
RC(鉄筋コンクリート)造のアパートやマンションはここに注意
RC(鉄筋コンクリート)造のアパートやマンションはお隣の部屋だけではなく、2軒隣り、3軒隣りまで騒音が響くことがあります。
実際には騒音そのものと言うよりも振動が伝わる形になります。
特に衝撃は要注意。
床に衝撃を与えると床を支える床束を伝わりコンクリートに振動が到達。
するとコンクリート中の振動はなかなか減衰せずに遠くまで伝わることになります。
なので隣の部屋は身内だから騒いでも大丈夫、などと気を緩めるとトラブルの元。
2軒隣りから苦情がきますよ。
音の発生に十分注意しましょう。
自分達が隣家に迷惑をかけていないか知る方法
いろいろ対策をしていても、自分達が隣家に迷惑かけていないか気になってしまうもの。
そんな時は聞いてみましょう。
直接聞く
奥ゆかしい日本人。聞いたところで本心を言ってくれる人は数少ないでしょうが、お隣さんと親しい間柄であれば直接聞いてみるのが手っ取り早いです。
第三者を通して確認する
直接本心を探れないなら第三者を頼りましょう。
第三者を通してそれとなく聞いてもらえば本心を語ってくれるはず。
管理者(管理会社やオーナー)や共通の知人なら頼みやすいと思います。
どこまで防音対策をすればいいの?
騒音だからと言って、すべてが否定されるわけではありません。
生活している以上、どんなに気を付けていてもどうしても音が出てしまいます。
いわゆる『生活騒音』です。
ある程度は気を使うけど、どうしても出てしまう音は仕方ない、と割り切る気持ちも必要です。
例えば環境省が定めた騒音レベルの基準値として以下の表があります。
地域 | 基準値 | |
昼間 | 夜間 | |
専ら住居の用に供される地域 | 55デシベル以下 | 45デシベル以下 |
(引用:環境基本法(平成5年法律第91号)第16条第1項の規定に基づく騒音に係る環境基準)
夜間の45デシベルというのは通常の会話程度の値だそうですが、この表はあくまで目安なようです。
それに基準内だから生活騒音を立てても大丈夫というわではなく、基準を超えたからといって即アウトというわけではありません。
人によって感じ方に個人差があります。
過去の判例にもあるように、『受忍限度』を超えた耐えがたい生活騒音が継続的に発生し、注意を促されても改善しない場合はアウトなようですよ。
逆に考えれば受忍限度を超えていなければ隣家の生活騒音は気にしないようにしましょう。
終わりに
いかがだったでしょうか。
防音対策に完璧はありませんし、騒音問題に正解はありません。
工夫を重ねて騒音を軽減して隣家と良好な関係であり続けることを願っています。